ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

東芝、インドで火力発電事業を強化

2014年1月10日 (金)

荷主東芝は10日、インドで火力発電事業を強化すると発表した。発電用タービン・発電機の製造・販売会社の「東芝ジェイエスダブリュータービン・発電機社」(東芝JSW社)と「東芝インド社」の火力発電エンジニアリング部門を統合し、新たに「東芝ジェイエスダブリュー・パワーシステム社」を設立したもので、競争力ある火力発電EPC体制に再構築し、インド、周辺地域での受注獲得に向けて事業展開していく。

インド国内では今後も電力需要の拡大が見込まれ、周辺の東南アジア、中近東、アフリカでも電力需要の大幅な拡大が期待されており、大規模なプロジェクトが多く計画されていることから、インドの火力発電事業を強化することで、日本のグローバルエンジニアリング機能と連携して需要を取り込む。

東芝JSW社は、2008年に設立して蒸気タービン、発電機の工場建設を進め、12年2月に竣工。現在、インド火力発電公社などから受注した超臨界タービン・発電機5基を製造している。また、東芝インド社の火力発電エンジニアリング部門は09年8月に設立し、インドで火力発電エンジニアリング業務を多く手掛けている。

今回の統合により、エンジニアリング・製造・調達・建設・サービスの一貫体制を構築し、現地の同社グループ会社とも連携して、インドでのEPC体制を確立する、としている。