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日揮HDほか2社、小牧市で廃油SAF化協定締結

2025年12月12日 (金)

環境・CSR日揮ホールディングス(HD、横浜市西区)、レボインターナショナル(京都市下京区)、SAFFAIRE SKY ENERGY(サファイアスカイエナジー、横浜市西区)は12日、愛知県小牧市および中部国際空港と、廃食用油を持続可能な航空燃料(SAF)へ資源化する促進に関する協定を締結したと発表した。

▲協定締結式の様子(出所:日揮ホールディングス)

協定締結に至った経緯として、中部国際空港は廃食用油を国内資源として循環させる「Fry to Fly Project」や、国産SAFの商用化を進める有志団体「ACT FOR SKY」に参画していた。国内で唯一のSAF量産設備を持つSAFFAIRE SKY ENERGYや出資者である日揮HD、レボインターナショナルと小牧市を結びつけることで、市民が排出する廃食用油を回収し、SAFに資源循環させる体制が整った。尾張地域で自治体と連携して廃食用油をSAFに循環させるのは小牧市が初めての取り組みとなる。

今回の協定により、小牧市が回収する家庭や施設からの廃食用油は、レボインターナショナルが収集し、SAFFAIRE SKY ENERGYの国内初のSAF大規模生産プラント(コスモ石油堺製油所内)で国産SAFの原料として活用される。市内の保育園や給食センターで排出される廃食用油も同様に利用される予定だ。

日揮HD、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYの3者は、中部国際空港や小牧市と協力し、将来的な国産SAFの需要拡大を見据えて、市民への機運醸成と廃食用油の資源循環促進を通じて、カーボンニュートラル社会の実現を目指す。

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