東芝キヤリア、中国で空調機器工場を開設

荷主東芝キヤリアは17日、中国の杭州経済技術開発区に設立した東芝キヤリア空調中国社が業務用空調機器の製造工場を開業したと発表した。今月中に生産を開始する。

東芝キヤリア空調中国社は、東芝が51％、キヤリア・アジア社が49％を出資し、2013年9月17日に設立した。東芝は開発区内で中国国内向け空調機器の製造・販売拠点を設立するプロジェクトを推進することに、同開発区と12年6月20日に合意し、準備を進めていた。

東芝では「中国で、高い冷媒制御技術を必要するマルチ空調システム（VRF）が成長を続け、15年に50億米ドル以上の市場に拡大することが期待されてい る」として、販売量が急拡大していることを受けて空調機器の製造・販売拠点を新設し、安定的な供給体制を整えた。16年には、室内機・室外機合わせて年間 36万台の生産を目指す。