ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

海上運賃が3週連続下落、需要低迷と供給過剰で

2026年5月1日 (金)

調査・データ英ドリューリーが4月30日に公表した世界コンテナ運賃指数(WCI)によると、40フィートコンテナあたりのスポット運賃は前週比1%下落の2216ドルとなり、3週連続で低下した。アジア-欧州、太平洋横断、大西洋横断の主要航路で運賃が軟化しており、需給緩和が続いている。

(クリックで拡大、出所:ドリューリー)

アジア-欧州航路では需給不均衡が継続し、上海発ジェノバ向けは3039ドル、ロッテルダム向けは2127ドルといずれも1%下落した。船社はブランクセーリング(欠航)や供給削減で調整を進めており、5月はアジア-北欧で前月比3%減、地中海向けで同10%減の輸送能力となる見通しだ。

太平洋航路では需要のばらつきと供給調整の影響で、上海発ニューヨーク向けが2%下落の3483ドルとなった一方、ロサンゼルス向けは2930ドルで横ばいだった。5月は北米東岸向けで同11%増、西岸向けで同6%増と供給は増加する見込みで、需給バランスの変動が続く。

船社は5月1日以降、緊急燃料サーチャージ(EFS)やピークシーズンサーチャージ(PSS)を導入・引き上げており、MSC(スイス)はアジア-米東岸でEFSを430ドルから644ドルに引き上げ、CMA CGM(フランス)は2000ドルのPSSを設定した。価格調整で収益確保を図る動きが広がっている。

中東・ホルムズ海峡情勢による地政学リスクや燃料コスト上昇の要因は残るものの、現状は需要低迷と供給過剰が運賃を押し下げている。短期的には航路ごとに動きが分かれるものの、市場は引き続き不安定な状態が続く見通しだ。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。