産業・一般レシピ動画サービス「クラシル」を運営するクラシル(東京都港区)は7日、メーカー、卸、小売企業向けAI(人工知能)エージェント基盤「Kurashiru AI Supply Chain OS」の提供を開始したと発表した。販促、受発注、需給管理、経営管理などサプライチェーン業務を横断的に支援する。食品・飲料メーカーを中心に導入を進め、将来的には日用品や化粧品領域へも展開する。
同サービスは、クラシルや節約アプリ「レシチャレ」で蓄積したレシピデータ、レシートデータ、チラシ閲覧データなどを活用。累計4400万ダウンロード超の顧客基盤や3万5000店舗規模の小売ネットワーク、メーカー取引基盤を背景に、販促・購買領域で構築してきたデータ資産をサプライチェーン分野へ拡張する。
システムは「AIエージェント」「オントロジー」「情報」の3層構造で構成する。特徴は、メーカー・卸・小売業界特有の商習慣や業務プロセスに対応した「オントロジー」を中核に据えた点にある。POS、EDI、CRMなどの構造化データに加え、ファクスや手書き帳票、商談会話などの非構造化データも横断的に扱い、AIエージェントが業務文脈を理解しながら判断支援や業務実行を行う。
提供領域は4分野。販促提案や商談支援を行う「セールス&販促エージェント」、ファクスやEDIを横断して受注処理を支援する「受発注エージェント」、需給判断や在庫最適化を支援する「サプライチェーンエージェント」、業績や販促投資分析を行う「経営管理エージェント」を展開する。
また、月額固定ではなく、AIエージェントが実行したタスク数に応じた従量課金制を採用。対象業務を限定した小規模導入から開始し、効果検証を踏まえて適用範囲を拡大できるとしている。
食品・日用品流通業界では、人手不足や物価上昇を背景に、受発注や販促、需給調整業務の効率化需要が高まっている。一方で、企業ごとに基幹システムやデータ形式が分断され、AI導入が部分最適にとどまるケースも多い。クラシルは、既存システムを置き換えるのではなく、複数システムやデータを横断してAIが業務を支援する「共通基盤」として展開することで、サプライチェーン全体の業務高度化を狙う。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。




























