国際DPワールド(UAE)は11日、韓国・巨済島で海草藻場の再生を進める海草再生イニシアチブを開始したと発表した。韓国グリーン財団と韓国水産資源公団(FIRA)との連携により、今後4年間で2.4ヘクタールの沿岸海洋生息地を再生し、海洋生物多様性の向上や地域社会への寄与を目指す。
同プロジェクトは、巨済島多大村沿岸海域を対象に、海草藻場の再生や継続的なモニタリング、科学的研究に基づく再生手法の開発を進めるもの。世界海洋デーに合わせて開始され、DPワールドや関係機関、地元漁業関係者が協力して6000本の海草の苗を移植した。

(出所:DPワールド)
海草藻場は多様な海洋生物の生息環境を提供するほか、CO2を吸収・貯蔵する「ブルーカーボン」生態系として注目されている。沿岸部の浸食防止にも役立つとされ、今回の取り組みでは海洋生産性や漁獲量の増加を通じた地域社会への貢献も期待されている。
プロジェクトでは今後、FIRA主導による継続的なモニタリングや評価活動に加え、修復地の長期管理を支援する地域社会との連携活動を実施する。また、海洋生態系や沿岸保全への理解を深めるための研究や啓発活動も進める。
DPワールドはアジア太平洋地域における環境保全と地域社会のレジリエンス強化をサステナビリティ戦略の柱の一つとしている。インドネシアでのマングローブ再生事業やフィリピンでの流域再生事業、豪州でのサンゴ礁再生事業なども展開しており、政府や非政府組織、地域社会との連携を通じて環境保全活動を進めている。
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