
▲プロテクトBOXサーマル(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)
サービス・商品日本通運は18日、高性能保冷輸送器材「プロテクトBOXサーマル」のテスト販売を6月から始めると発表した。タイガー魔法瓶、岐阜プラスチック工業と協業して開発したもので、2027年度の正式販売を目指す。
同器材は、蓄冷材や蓄熱材を使わず、貨物自体の温度を生かして庫内温度を維持する点が特徴。常温トラックによる輸送環境下で、冷凍品、冷蔵品、常温品それぞれの温度維持性能を検証し、断熱性能と環境配慮型輸送ソリューションとしての有効性を確認したという。大阪・関西万博では、各パビリオンや飲食店向けの保冷貨物輸送にも使われた。
輸送単位をボックス化することで、温度帯の異なる貨物を同一車両に混載できる。従来は冷凍車、冷蔵車、常温車に分けていた輸送を集約できれば、車両手配の最適化や積載効率の向上、輸送コストの抑制、CO2排出量の削減につながる可能性がある。
断熱部材には、タイガー魔法瓶のステンレス密封真空断熱パネル「TIVIP」と、岐阜プラスチック工業のハニカムコア材「TECCELL」を組み合わせた断熱ユニットパネルを採用。断熱性に加え、軽量性と剛性の両立を図った。
当面は台数が限られるため、生鮮食品、生花、温度管理が必要な工業製品などを扱う荷主を中心にテスト販売する。日本通運は輸送実績と検証データを蓄積し、量産体制を整えたうえで2027年度の本格販売につなげる考えだ。

▲大阪・関西万博でプロテクトBOXサーマルを活用しおてる様子(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)
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