国際ルフトハンザ・カーゴ(ドイツ)は14日、ワイズテック・グローバル(豪州)、IBSソフトウェア(シンガポール)と連携し、国際航空運送協会(IATA)が推進する航空貨物データ標準「ONE Record」を本番環境に導入し、貨物情報の交換に成功したと発表した。複数の航空貨物関係者が参加する大規模な実装事例の1つとしている。
今回の運用では、フォワーダーがワイズテックの物流管理基盤「CargoWise」上で作成したマスター航空運送状(MAWB)単位の貨物データを、IBSソフトウェアのONE Recordサーバーを介し、ルフトハンザ・カーゴのシステムが受信、処理した。フォワーダーと航空会社の異なるシステム間で、貨物記録を共通形式により連携できることを確認した。

(出所:ルフトハンザ・カーゴ)
ONE Recordは、共通のデータモデルと標準化された安全なAPIを用い、荷主、フォワーダー、航空会社、データ基盤などの間で貨物情報を共有する仕組み。従来より多くのデータやファイル形式を扱えるほか、輸送前に各社のシステム上で情報を確認、修正、補完できる。個別貨物単位で輸送状況の透明性を高め、輸送工程ごとの先回りした管理につなげる。
3社は今回の連携を、分断されていた航空貨物の情報交換を標準化し、輸送の迅速化や透明性、強靱性の向上につなげる取り組みとしている。今後は荷主やフォワーダー、データ基盤運営者などによる接続の拡大が、業界全体への普及を左右することになる。
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