産業・一般日東社(兵庫県姫路市)は23日、工場内の遊休スペースを活用したLEDによる室内野菜栽培事業を8月から開始すると発表した。
同社は創業以来126年にわたりマッチ製造を手掛け、均一な品質を維持する製造・工程管理のノウハウを蓄積してきた。新事業では工場内の空きスペースに栽培設備を導入し、天候や季節の影響を受けにくい完全閉鎖型工場でベビーリーフなどの無農薬野菜を生産する。8月から水菜やルッコラ、ピノグリーンを中心に栽培を開始し、関西圏の四つ星ホテルや高級レストランへ年間を通じて週1回の定期配送を行う。

(出所:日東社)
背景には、宿泊業や外食産業における人手不足や、気候変動による野菜の供給不安、物流コストの上昇などがある。同社は「必要な時に、必要な量を、安定して届ける」ことを重視し、定期配送によって毎日の買い出しや仕入れ業務の負担軽減を図る。品質の均一化と必要量に応じた生産により、仕入れ業務の効率化と安定供給を目指す。
今後は高付加価値野菜の生産やホテルとの新商品の共同開発、地域雇用の創出を進め、「製造業×農業」の新たな地域産業モデルの確立を目指す。
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