ロジスティクス北海道トラック協会はこのほど、2026年度の「トラック運送業界における点検整備推進運動」の実施要領を公表した。トラックの安全運行と環境対策を目的に、車輪脱落事故の防止や法定点検の徹底を重点項目に掲げ、9月の全国統一強化月間と10月の北海道独自強化月間を中心に運動を展開する。
運動は1年を通じて実施するが、9月1日から30日までを全国統一の「自動車点検整備推進運動強化月間」、10月を北海道運輸局および各支局が設定する「地方独自強化月間」と位置付け、重点的な取り組みを行う。
背景には、トラック輸送が社会インフラとして重要な役割を担う一方、大型トラックによる車輪脱落事故が依然として発生していることがある。特に冬用タイヤへの交換後1カ月以内に事故が多い傾向を踏まえ、適切なタイヤ脱着作業やホイール・ナットの増し締め、日常点検の徹底を求めている。
重点点検では、車両総重量8トン以上の大型貨物自動車を対象に、ホイール・ナットやホイール・ボルトの緩み、タイヤやホイールの損傷、ベアリングのがたなど走行装置の点検を実施するほか、燃料装置の燃料漏れ、電気配線の接続部、ブレーキホースやブレーキチャンバなど法定定期点検項目の重点確認を求める。強化月間中は法定点検時期にかかわらず、保有する全ての大型貨物自動車について少なくとも1回、ホイール・ナットの緩みなど重点項目を点検するよう呼び掛けている。
環境対策では、黒煙濃度の悪化防止に向け、エア・クリーナ・エレメントや燃料フィルタ、燃料噴射ポンプなどの自主点検・整備を推進する。
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