荷主吉川工業(北九州市八幡東区)は3日、パナソニックエレクトリックワークス(東京都港区)が物流エリアで導入した作業者接近検知システム「Wアラート」の活用事例を公開した。聴覚障がいのある作業者とフォークリフト運転手の双方に接近を知らせ、接触事故のリスク低減を図る。
Wアラートは、フォークリフトなどの車両と作業者の接近を検知し、双方へ警報を通知する仕組み。音による注意喚起だけに依存せず、聴覚障がいの有無にかかわらず危険を把握できる環境の構築を支援する。
パナソニックエレクトリックワークスでは、聴覚障がいのある従業員が働く物流現場で、夜間避難訓練を契機に従来の安全対策を見直した。聴覚障害者標識の活用や、作業者の特性について職場全体の理解を促す取り組みと併せ、Wアラートを運用している。
フォークリフトの接触事故では、被災する作業者だけでなく、運転手にも心理的・業務上の負担が生じる。同社は人の注意力や聴覚、視覚のみに頼らない仕組みを組み合わせ、物流現場の安全性向上につなげる。
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