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中古車輸出、輸出先分散で中東情勢の影響を補完

2026年9月1日 (火)

調査・データファブリカホールディングス(東京都港区)は8月31日、完全子会社のファブリカコミュニケーションズ(名古屋市中区)が運営する「車選びドットコム買取」の2026年8月版中古車買取相場推移レポートを発表した。26年上期の中古車輸出台数は前年同期を上回り、海外需要や円安などが国内の中古車買取価格を下支えしているという。

普通貿易統計に基づく26年6月の中古車輸出台数は15万7992台、1-6月累計では85万3363台となり、いずれも前年同期に比べて増加した。26年2月末以降、ホルムズ海峡が事実上の封鎖状態となり、アラブ首長国連邦向け輸出が大きく減少した。一方、輸出業者や海外バイヤーは、従来主要なハブだったUAEを経由するルートに加え、アフリカ、東欧、ロシア、南米などへの直接輸送ルートを確保。輸出先の分散などを背景に、輸出台数が増加したとしている。

▲5か年推移の車買取相場(クリックで拡大、出所:ファブリカホールディングス)

また、円安傾向や新車価格の上昇に加え、海外市場では輸入可能な中古車の年式を3年や5年以内などに制限する国もあることから、高年式車への需要が国内の中古車買取市場にも影響しているという。

一方、10万kmを超える多走行・低年式車も、日本車の耐久性や実用性への評価を背景に海外市場で需要があるとしている。ランドクルーザー、ハイエース、プロボックス、トラックなどでこうした傾向がみられるという。

「車選びドットコム」の独自データによると、26年8月の中古車買取平均価格は前月から上昇。9月も上昇が続き、過去2年間で最高水準となる見込みとしている。

一方、トヨタ「アルファード」や「ヴェルファイア」など一時高騰した高額ミニバンは、現在も高い買取水準にあるものの、メーカーによる新車供給の安定や輸出先の情勢変化などを背景に、以前のような大幅なプレミア価格は縮小傾向にあるとしている。

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