調査・データ国際航空運送協会(IATA)が8月31日に発表した2026年7月の世界航空貨物市場によると、輸送実績を示す貨物トンキロ(CTK)は前年同月比3.9%増となった。国際線は4.7%増。供給量を示す有効貨物トンキロ(ACTK)は全体で1.7%増、国際線で1.8%増となり、貨物搭載率は1.0ポイント上昇の46.0%だった。
地域別の需要は全地域で前年を上回った。北米が4.8%増で最も高く、欧州は4.4%増、アジア太平洋は4.1%増となった。北米は供給量が1.5%減少したため、搭載率が2.5ポイント上昇した。一方、中東は需要が1.7%増にとどまり、供給量の4.0%増を下回った。
主要航路では、アジア―北米間が9.2%増と最大の伸びを示し、6か月連続で増加した。アジア域内は6.1%増で33か月連続、欧州―アジア間は3.1%増で41か月連続のプラスとなった。中東情勢の影響が続く欧州―中東間は16.1%減、中東―アジア間は14.1%減と、いずれも5か月連続で前年を下回った。
機材別では、旅客便の床下貨物輸送が減少する一方、貨物専用機が輸送シェアを拡大。世界貿易が7.5%増えるなど需要環境は堅調だったが、7月の航空燃料価格は前年同月比56.9%上昇しており、需要の下振れ要因として中東情勢や関税政策とともに注視が必要となる。
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