イベントギークプラス(東京都渋谷区)は、8日から11日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「国際物流総合展2026」に出展し、汎用型ヒューマノイド「Gino」(ジーノ)を国内で初公開する。ブースでは複数台による実機デモを行い、物流現場におけるフィジカルAI活用の可能性を示す。
Ginoは、カメラやAI、双腕・3指ハンドを連動させ、人からの複雑な作業指示や周囲の状況を理解しながら、タスクを具体的な実行手順へ分解して動作するヒューマノイド。商品のピッキングやケース搬送、落下物の回収、箱の位置補正、梱包・検品など、これまで人の判断や細かな手作業に頼ってきた工程の自動化を目指す。「決められた動作だけでは自動化しにくい領域」にAIとロボティクスを持ち込み、人と同じ作業空間で柔軟に対応する次の自動化像を示す。

▲「Gino」デモ稼働の様子
参考出展となるGinoに加え、国内初展示となるのが、高密度保管・高スループットを狙う4wayシャトル「SkyCube」だ。1階部分にはピッキング効率に優れるAGV(無人搬送車)、2階層以上には保管効率を高めるRGV(有軌道無人搬送車)方式を組み合わせる。高密度保管だけを追求するのではなく、入出庫能力との両立を図る点が特長で、BtoBとBtoCの入出荷を同一エリアで処理することも想定する。

▲RoboShuttle Air
さらに「RoboShuttle Air」は、ACR(自律型ケースハンドリングロボット)とAMR(自律走行搬送ロボット)を組み合わせ、倉庫上部の空間まで保管エリアとして活用する。担当者は、「これまでのACRがキリン型とすれば、RoboShuttle Airはヤモリ型」と解説。高所のケース出し入れと、作業者までの搬送の生産性をより高め、多品種・多SKUを扱う物流センターで、高さ方向の保管効率と出荷能力を同時に引き上げる。
従来型の棚搬送ロボットから高密度自動倉庫、垂直空間を活用するケース搬送、さらにヒューマノイドまでを一堂に並べることで、ギークプラスが自動化の対象領域を広げようとしている姿を示す展示となっている。
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