サービス・商品Sayari Japan(東京都中央区)は8日、サプライチェーンや貿易取引のリスク分析を支援するデータベース「Commercial World Model」をSnowflake上で再構築すると発表した。250の国と地域、715の情報源から収集した120億件のデータを含む10年分以上の一次データを統合し、AIによる分析に対応させる。契約は米国本社のSayari Labsが締結した。
Sayariは10年以上にわたり、企業の登記情報や官報、貿易記録などの一次情報から、企業や人物、その関係性を解析・抽出してきた。保有する原文は10億件。一方、一次情報は多様な形式で、定形的なルールによる抽出には限界があった。
今回、文書を1件ずつ処理する手法から、アーカイブ全体にAIを活用してアクセス・分析する方法へ移行する。これにより、リスク分析をより深く、迅速かつ大規模に実施し、従来は検知が難しかった新たなリスクインテリジェンスの導出も可能になる。
再構築するデータベースは、AIプラットフォーム「Superconductor AI」をはじめとする次世代の経済安全保障向けAIサービスを支える基盤にも位置付ける。ソブリンAIへの関心が高まる市場では、管理されたAI環境に企業情報、所有関係、貿易データを組み合わせ、一次情報を確認しながら国家安全保障や経済安全保障分野でAIを活用できるとしている。
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