認証・表彰Hondaは8日、国際自動車連盟(FIA)が定める企業・団体の交通安全評価指標「FIA Road Safety Index」の製品・サービスの安全関連評価で、世界で初めて最高ランクの「5スター」を獲得したと発表した。授賞式は9月、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権のイタリアグランプリ会場となったモンツァ・サーキットで行われた。
FIA Road Safety Indexは、企業や団体の事業活動が交通安全に与える影響を可視化・評価する指標。交通安全目標の設定や経営トップの関与、バリューチェーン全体における交通事故死傷者数の推計・把握などをもとに、交通安全への取り組みを総合的に評価する。
同指標は、原材料調達から製品の開発・製造、顧客への製品配送までの企業活動を対象とする「サプライチェーン評価」と、製品やサービスを対象とする「製品・サービスの安全関連評価」の2領域で構成されている。今回の5スター認定は後者におけるもの。
Hondaは2025年2月、日本での取り組みを対象に、当時の最高ランクだった3スターを自動車業界で初めて獲得した。その後、評価項目が拡充され、「コミットメント」「フットプリント」に「計画(プランニング)」「安全パフォーマンスのモニタリング」「安全文化マネジメントおよびサプライチェーン/製品・サービスの対象範囲」を加えた全5項目の評価体系となり、最高ランクが5スターに拡大された。
今回、評価対象地域を二輪車、四輪車それぞれでグローバル販売台数の90%以上をカバーする17カ国に拡大。日本、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、トルコ、中国、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、インド、パキスタン、フィリピン、ブラジルを対象に総合的な審査を受けた。
審査では、経営トップの関与のもと中長期戦略に基づき安全への取り組みを推進している点や、グローバルで交通事故死傷者数をフットプリントとして推計・把握している点、安全目標に向けた進捗をグローバルの安全会議でモニタリングしている点などが評価された。先進安全技術のグローバル展開や組織的な安全文化の醸成、交通安全に関する積極的な情報開示も評価対象となった。
Hondaは「Safety for Everyone」のグローバル安全スローガンのもと、2030年に全世界でHondaの二輪車・四輪車が関与する交通事故死者を2020年比で半減し、2050年には交通事故死者ゼロを目指している。今後は、実際の事故データに基づく安全技術の効果検証をさらに進め、交通安全を軸とした社会課題の解決に貢献するとしている。
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