国際ランクセスは9日、リン酸鉄リチウム(LFP)バッテリー向け材料の開発を強化するため、ドイツのクレフェルト・ユルディンゲン拠点に新たなバッテリーラボを開設したと発表した。酸化鉄顔料やリン酸鉄をベースとする材料を実際のバッテリーセルで評価し、性能や加工性、用途適性の検証を早める。

(出所:ランクセス)
新ラボでは、LFP向け材料に加え、ピロリン酸鉄ナトリウムを正極材とするナトリウムイオン電池などの評価にも対応する。材料開発とセル評価を一体化し、酸化鉄やリン酸鉄の各グレードがセル性能などに与える影響を迅速に検証する。
LFP電池は中国でEVへの採用が進み、欧米でも市場拡大が見込まれている。ランクセスは、アジア依存の低減を背景に欧米で進むバッテリー供給網の構築をにらみ、酸化鉄やリン酸鉄などの前駆体材料に加え、電解質関連化学品やイオン交換樹脂、冷却液、リサイクル工程向け材料まで展開している。
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