フードブレンズ(沖縄県那覇市)とネッスー(東京都世田谷区)は9日、沖縄県内の「ほっともっと」を、こども食堂向け食支援物資の受け取り拠点として活用する実証実験を本格化すると発表した。新たな配送網を構築せず、既存の店舗網と納品便を利用して県中部・北部への配送効率化を図る。
沖縄県では、寄贈された食支援物資の受け取り拠点が那覇市など本島南部にあり、中部や北部のこども食堂の運営団体が物資を受け取るため長距離を移動するケースがある。両社は、支援物資を活動現場まで届ける「ラストワンマイル」の課題に対応するため、県内77店舗の「ほっともっと」のうち、沖縄市と宜野湾市の2店舗を受け取り拠点として活用する。

▲第1回配送で古謝店の倉庫に納品された米(出所:ネッスー)
物資は通常の商品を店舗へ運ぶ納品便に混載し、店舗敷地内に設置した鍵付き倉庫に届ける。登録した支援団体が自ら物資を受け取る方式で、1店舗当たり5-7団体との連携を想定。各拠点から近隣の複数のこども食堂へ物資を届ける体制を構築する。
実証は9月から本格化する。先行して6月1日には、ほっともっと古謝店と愛知店を拠点に米を沖縄市と宜野湾市の連携団体へ配送した。今後は既存納品便への混載による配送効率や倉庫を使った受け渡し方法、店舗と支援団体の運用負担などを検証し、県内の他店舗や地域への展開を検討する。
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