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三機工業、倉庫の余白を自動化する棚レス倉庫

2026年9月9日 (水)

イベント三機工業は、8日から11日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている「国際物流総合展2026」に出展し、9月に発売した「棚レス自動倉庫システム」を実機展示している。固定棚を前提としない構成により、既存倉庫の空きスペースをそのまま自動化エリアへ転換できる柔軟性を訴求する。

同システムは、保管ケースを直接積み重ね、その間を搬送機が行き来して必要なケースを取り出す仕組み。従来の自動倉庫のような固定棚やスタッカークレーン用レールを必要とせず、天井高の低い既存施設にも導入しやすい。レイアウト変更や増設にも対応し、物量の変化に合わせて自動化範囲を後から広げられる。

今回の展示で分かりやすいのは、いわば「倉庫を自動倉庫仕様に造り替える」のではなく、「いまある倉庫の余白に自動倉庫を置く」という発想だ。最小30平方メートル、搬送機1台から始められ、据え付け工事も最短1日。大規模な設備投資や長期工事を前提とせず、まず一部工程から自動化したい現場にも導入の選択肢を広げる。

在庫情報はコードリーダーなどで把握し、既存のWCS(倉庫制御システム)などとも連携できるため、AGV(無人搬送車)と連携した自動倉庫としての機能を果たす。搬送機や保管ケースを追加しながら能力を拡張できる点も、需要変動の大きい物流現場との相性がよい。

三機工業は今回の展示を通じ、「建物やレイアウトを設備に合わせる」全面刷新ではなく、必要な場所から段階的に自動化の選択肢を提示した形だ。

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