イベントCuebus(キューバス、東京都台東区)は、8日から11日まで東京ビッグサイト(江東区)で開催される「国際物流総合展2026」に出展し、リニアモーター式立体自動倉庫「CUEBUS」の新モデル「CUEBUS Pallet 200kg」を初展示している。
CUEBUSは、床面側に配置したリニアモーターで搬送用トレイを動かし、保管と搬送を一体化する自動倉庫システム。トレイ自体にモーターやバッテリーを搭載しないため充電が不要で、複数台を同時に動かしながら、混雑や障害箇所を迂回して搬送できることを特長とする。
これまで小型コンテナを対象としたモデルを展開してきたが、新モデルでは物流現場で広く使われる1100×1100ミリの標準パレットに対応した。最大200キロまで搬送でき、専用アタッチメントを使用することで、かご車やドーリー、ハンガーラックなど多様な荷姿も扱える。
現場のレイアウトや天井高に応じて多階層化でき、従来型のパレット自動倉庫で必要となる走行通路を設けずに、高密度保管と高速入出庫を両立する。保管・搬送だけでなく、積載物の仕分けや出荷順への並び替えまで一つのシステムで行える点も特長だ。9月から販売を開始し、11月には米国発フットウエアブランドの物流拠点で稼働を予定している。
今回の200キロ対応は、CUEBUSの対象領域をケース単位の保管から、製造業や物流センターで日常的に扱うパレットや重量物へ広げるものだ。今後はさらに可搬重量を高めることで、より幅広い荷姿や用途への展開も視野に入れる。
同社のリニアモーター技術は、倉庫内物流にとどまらない。8日には、国土交通省の「令和8年度自動物流道路の社会実装に向けた実証実験」に採択されたことも発表した。自動物流道路は、道路空間を活用して荷物を自動搬送する次世代物流インフラとして検討が進むもので、CUEBUSで培った搬送技術の活用が期待される。ブース担当者は「日本発の技術を生かしたオールジャパンの取り組みで、物流課題解決と持続可能な社会の構築に貢献したい」と語る。
会場では「CUEBUS Pallet 200kg」の実機デモに加え、従来モデルも展示。プレゼンテーションセミナーを実施するほか、製品や物流課題を題材にした「物流漫才」も開催し、CUEBUSの仕組みや活用方法を来場者に紹介する。

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