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中波輪船、風車輸送強化へ3.8万DWT重吊船

2026年9月11日 (金)

国際中国・ポーランド合弁の海運会社、中波輪船(中国)は8月28日、3.8万DWT級の多目的重量物運搬船2隻を上海振華重工の啓東拠点で命名した。新造船は船橋を船首側に配置した設計を採用し、風力発電設備や大型プラント機器などの長尺・重量貨物への対応力を高めた。

2隻は全長182メートル、幅30メートル、型深17メートルで、航海速力は14.5ノット。船橋を船首に配置したことで連続した平坦甲板を確保し、同社の既存3万DWT級船と比べ、通常サイズの風力発電用ブレードの積載能力を高めた。

荷役設備として350トン級の電動クレーン3基を搭載し、2基を組み合わせた最大吊り上げ能力は700トン。貨物倉は2室で、可動式の中間甲板や取り外し可能なハッチカバーを備え、長尺・背高・重量貨物に対応する。

(出所:中波輪船)

クレーンには荷下ろし時の位置エネルギーを回収する仕組みを採用し、1000kWhの蓄電池へ充電する。航行時は低燃費型主機と軸発電機を組み合わせ、船内電力を賄う。岸電設備も備え、EEDI Phase 3、NOx Tier IIIの排出基準に対応する。シリーズは計4隻を予定しており、残る2隻も建造中だ。

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