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ダイムラーT、ポーランドで軍用エンジン組み立て

2026年9月11日 (金)

国際ダイムラートラック・ディフェンス(ドイツ)は9日、ポーランド最大の防衛企業グループ、ポルスカ・グルパ・ズブロイェニオバ(PGZ)と、メルセデス・ベンツ製トラック用エンジンをポーランドで組み立てるための覚書を締結したと発表した。ダイムラートラックがエンジン部品を供給し、PGZが現地で組み立て能力を整備する。完成したエンジンは、PGZ傘下企業がポーランド軍向けに製造する防衛車両への搭載を想定する。

PGZはポーランド中部カリシュに生産ラインを設け、2027年の稼働開始を予定する。長期的には年間1000基以上のディーゼルエンジンを組み立てる計画。対象は排気量7−15リットル、出力240−460kWの中・大型トラック向けエンジンで、メルセデス・ベンツの「ウニモグ」や「ゼトロス」などにも採用されている。

(出所:ダイムラートラック)

現地組立は段階的に拡大する。当初は組み立て済みのエンジンに一部部品を取り付ける方式から始め、将来的には700点以上の部品で構成するCKD(完全ノックダウン)キットを現地で組み立てる体制へ移行する。これによりポーランド国内での生産工程と付加価値を増やす。

両社は組み立てだけでなく、保守、修理、オーバーホール、近代化を担う能力拠点の整備も計画する。ダイムラートラックは生産ライン設計や品質管理、試験、塗装工程などの技術支援や人材育成を行う。民生用トラックで培った量産エンジンの供給網を防衛分野へ展開し、ポーランドで生産からアフターサービスまでの現地化を進める。

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