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商船三井、LNG船に硬翼帆2基を世界初搭載

2026年9月11日 (金)

ロジスティクス商船三井は10日、世界初となる風力補助推進装置を搭載したLNG(液化天然ガス)運搬船の命名式を、韓国のHanwha Oceanのコジェ造船所で行ったと発表した。船名は「FUJIN SAILOR」(フージンセイラー)で、シェブロン(米国)向けに9月末の完成を予定している。

▲「FUJIN SAILOR」(出所:商船三井)

新造船には、商船三井が開発を進める硬翼帆式風力推進装置「ウインドチャレンジャー」を2基搭載。風を推進力として利用することで燃料消費を抑え、温室効果ガスの排出削減につなげる。商船三井によると、風力補助推進装置を搭載するLNG運搬船は世界初で、ウインドチャレンジャーを2基搭載する船舶としても初めてとなる。

FUJIN SAILORは全長294.9メートル、船幅46.4メートルで、LNG積載容量は17万4000立方メートル。ウインドチャレンジャーのほか、船底に微細な気泡の層をつくって航行時の摩擦抵抗を減らす「Air Lubrication System」や、主機の出力の一部を発電に利用する「Shaft Generator」を備える。

▲命名式の様子(出所:商船三井)

同船は、商船三井グループがウインドチャレンジャーを搭載済み、または搭載を予定する計11隻のうち、4隻目の完成船となる。LNGの海上輸送に風力を組み合わせ、燃料使用量と環境負荷の低減を図る。

商船三井はウインドチャレンジャー搭載船を2030年までに25隻、35年までに80隻投入する計画。LNGの海上輸送における環境負荷低減にも取り組み、海運事業の脱炭素化を進める。

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