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欧州のゼロエミ60車種超、普及には充電網課題

2026年9月14日 (月)

国際欧州自動車工業会(ACEA)は7日、欧州市場で販売中または近く投入予定のゼロエミッション商用車の最新一覧を公表した。トラックでは60車種以上が市場投入されており、前年から4車種が新たに量産段階へ移行した。都市配送から地域輸送、長距離輸送まで用途が広がっている。バスも25車種以上が販売され、前年から3車種が量産車として加わった。

トラックでは、イヴェコ(イタリア)の「S-eWay」が最大600キロ、DAF(オランダ)の「XD Electric」「XF Electric」などが最大500キロ、ダイムラー・トラック(ドイツ)の「eActros 600」が500キロの航続距離を掲げる。MAN(同)では「eTGX」「eTGS」の一部仕様で最大700キロ、ボルボ・トラック(スウェーデン)では長距離向け電動車で最大700キロとしており、電動大型車の長距離化が進んでいる。水素燃料電池車や水素エンジン車の開発・小規模展開も続いている。

一方、ACEAは車両の選択肢が増えているのに対し、導入環境の整備が追いついていないと指摘。充電・水素充填拠点の不足に加え、購入支援策や従来車とのコスト差を縮める政策が不十分で、市場普及の制約になっているという。メーカー側の車両投入だけでなく、充電インフラやフリート更新への投資、政策支援を同時に進められるかが、欧州の商用車脱炭素化の課題となる。

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