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フルヤ金属、新千歳空港近接に半導体部材拠点

2026年9月15日 (火)

荷主フルヤ金属(東京都豊島区)は15日、北海道千歳市に建設した「新千歳工場」で14日に完成式を開いたと発表した。45億円を投じた新工場で、半導体製造装置向けの高純度・高精度な石英保護管を中心とする石英ガラス製品を生産する。2026年秋から稼働し、27年春の本格操業を予定している。

▲安全祈願祭の様子(出所:フルヤ金属)

新工場は、AI(人工知能)の普及などを背景に拡大する先端半導体需要への対応を目的に整備した。敷地面積は1万5061平方メートル、延床面積は6413平方メートルで、生産能力を従来の2倍に引き上げる。クリーンルームも備え、半導体製造工程で使う温度センサーや、それを高温から保護する石英保護管などの供給能力を高める。

物流面では、新千歳空港から車で約7分の立地を生かし、海外を含む顧客への迅速な供給体制を構築する。茨城県のつくば工場との機能共有や相互補完も進め、災害時にも安定供給を維持できる体制を整える。

▲新千歳工場外観(出所:フルヤ金属)

新工場では、つくば工場で製造する貴金属熱電対素線と、新千歳工場で加工する高純度石英保護管を組み合わせた一貫生産体制を構築する。今後は半導体製造時の消費電力削減につながる新部材や熱管理機材についても、国内装置メーカーと共同開発する予定だ。

完成式には千歳市長ら行政・経済関係者50人が出席した。フルヤ金属は27年春の本格操業に向け、新千歳工場で高付加価値製品の創出や新規事業の開発を進める。

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