サービス・商品STマイクロエレクトロニクス(東京都港区)は15日、ドライバーや搭乗者のモニタリングに使う車載用イメージセンサー「VD56GA」を発表した。赤外線による車内撮影に対応し、幅広い車種への搭載を想定する。
VD56GAは1.1メガピクセルで、赤外線撮影向けの新しい裏面照射型ピクセル構造「ST DeepNIR」を採用した。前世代と比べ、画像の鮮明度を35%、赤外線感度に関わる量子効率を約60%高めた。ディスプレイの背面にカメラを配置する場合など、撮影条件が厳しい環境にも対応する。
自動露出や画像の切り出し、ダーク補正などの画像処理機能を内蔵した。外付けの画像処理装置を不要とし、カメラ設計の簡素化や開発期間の短縮につなげる。パッケージは3.7ミリ×3.2ミリで、車内の限られたスペースへの設置にも対応する。
生産では、前工程をフランスのクロル工場、後工程のパッケージングをアジアで行う。同社は、この生産体制を通じて製品品質や供給継続性の向上を図る。VD56GAは現在、サンプルを提供している。
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