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大日本印刷、長崎で自動運転ルートをAI分析

2026年9月17日 (木)

ロジスティクス大日本印刷は17日、自動運転車を地域に導入する際の道路や交通状況をAI(人工知能)で調べる「AI駆動型アセスメント」を開始したと発表した。第1弾として9月から長崎県で実証し、長崎市などを走るタクシーなどのデータから、自動運転車の導入条件を検討するための情報を整理する。

自動運転車を地域で走らせるには、道路の形や交通量に加え、歩行者や自転車の動きなどを事前に把握する必要がある。その上で、どのルートや時間帯を走らせるか、どのように運行を監視するかを決める。今回の実証では、こうした事前調査にAIを活用する。

▲長崎の実証で検証する「AI駆動型アセスメント」の全体像(クリックで拡大、出所:大日本印刷)

長崎市などでは、タクシーを含む既存車両10台以上から走行映像と位置情報を集める。AIが映像から道路の状況や歩行者、自転車などを読み取り、危険が想定される場面を抽出する。さらに交通事故や危険シナリオなどの既存データと照らし合わせ、場所や時間帯、天候による違いを分析する。

AIは自動運転車を導入できるかどうかを直接判断するものではない。分析結果を人が確認し、走行ルートや運行・監視方法を決める際の材料として使う。大日本印刷が行った先行検証では、走行映像から事故リスクを抽出する作業時間を、人が行う場合と比べて約79%短縮した。

実証は2027年3月31日まで行い、「長崎版AI診断手法」として有効性を検証する。大日本印刷は結果を踏まえ、ほかの自治体への展開や、自動車メーカー、自動運転開発企業、交通事業者との連携を進める方針だ。

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