ロジスティクスジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)は18日、呉事業所で建造した8900TEU型コンテナ船「MAERSK TORINO」(マースク・トリノ)を引き渡したと発表した。メタノールと重油の双方を燃料に使用できるメタノール二元燃料船で、8000TEUを超えるコンテナ船として国内初となる。
新造船は全長276.94メートル、幅45.80メートル、深さ24.40メートル、喫水15.50メートルで、総トン数は8万5294。定員は30人、船籍はシンガポール。居住区を前後に分けた「Two-Island型」を採用し、居住区下の空間に大容量のメタノール燃料タンクを配置した。これにより貨物艙を縮小せず、従来の重油燃料船と同等のコンテナ積載能力を確保した。

▲8900TEU型コンテナ船「MAERSK TORINO」(出所:ジャパンマリンユナイテッド)
積載面では4段のラッシングブリッジを採用し、デッキ上に最大11段のコンテナを積載できる。Two-Island型との組み合わせによって、コンテナ積載数を増やした。
環境性能では、運航頻度の高い船速や喫水に合わせた船型に加え、省エネ装置「SURF-BULB」「Twisted Rupas舵」などを採用。永久磁石式軸発電機も搭載し、航行中は主機の動力を利用して船内電力を発電する。EEDIは基準線に対して60%以上低減し、同船に求められる40%の削減率を上回った。
また、荷役時にディーゼル発電機を停止できる陸上電源供給システム「AMSP」を搭載した。
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