荷主Terra Drone(テラドローン)は14日、連結孫会社のウクライナの防衛ドローン企業クリン・テクノロジーズが、ウクライナ国防省傘下の防衛調達局(DPA)が実施する入札に参加し、迎撃ドローンを納品したと発表した。前線部隊への直接供給に加え、DPAを通じた国家調達へ販路を広げた。
クリンはことし4月に商業展開を開始し、年間1万2000機を超える生産能力を構築した。主力製品の「KT-1」「KT-2」は、前線の低空・近距離を飛行する小型無人航空機(UAV)を対象とした迎撃ドローンで、FPVドローンや偵察ドローンなどへの対応を想定している。
同社は、前線に機体が届いてから速やかに運用できる品質と即応性を重視している。テラドローンによると、他社製品では運用前の品質確認や機体調整に20-30分を要する場合がある一方、Kurin製品ではこうした確認・調整時間が不要としている。
また、実際に製品を使用する部隊から得た意見を製品改良に反映し、量産を前提とした機体設計と生産体制を構築してきた。第3軍団をはじめとする前線部隊での運用実績を経て、今回DPAを通じた国家調達への納品に至った。
ウクライナ国防省によると、1月から9月22日までに同国防軍が無力化した敵UAVは35万機を超えた。このうち固定翼型が22万機、マルチローター型が10万機、シャヘド型が3万1000機だったとしている。
DPAはウクライナ軍向けの兵器やドローンなどの調達を担う機関で、1月からウクライナ軍全体に対する調達機能を拡大している。
テラドローンは今後、KT-1、KT-2を含むグループの迎撃ドローンについて、ウクライナ軍内での導入拡大とDPAを通じた継続受注を目指すとしている。
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