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長野・天龍村、災害時のドローン輸送航路整備

2026年10月27日 (火)

ロジスティクスエアロネクスト(東京都渋谷区)とNEXT DELIVERY(山梨県小菅村)は27日、長野県天龍村から受託した「災害時を主目的としたドローン航路整備事業」の一環として、災害時の物資輸送を想定したドローンの実証運航を22日に実施したと発表した。大雨や土砂災害などによる道路寸断に備え、村内にあらかじめ空の輸送ルートを整備する。

実証では、旧天龍中学校グラウンドから天龍村立天龍小・中学校グラウンドまでの片道1.1キロを、物流専用ドローン「AirTruck」が3分で飛行した。レベル3.5による自動遠隔運航で、防災備蓄品を想定した飲料水を輸送した。遠隔運航管理はNEXT DELIVERYが山梨県小菅村から行った。

▲物流専用ドローンAirTruckの荷物切り離しを見届ける児童(出所:エアロネクスト)

天龍村は急峻な山間部に集落が点在し、災害時には道路の寸断によって集落が孤立するおそれがある。今回の事業では、旧天龍中学校やキャンプ場など村内7か所を離着陸候補地とし、6ルート程度の航路策定を目指す。山間部の地形や電波状況、樹木などを踏まえ、飛行の安全性や安定性に加え、地域防災チームとの荷物受け渡し手順なども検証する。

当日は天龍小・中学校の児童45人と教職員、地域防災チームも参加し、防災ワークショップを実施した。道路が使えない場合の物資輸送やドローンの役割を学び、離陸から荷物の受け取りまでの流れを確認した。

▲防災ワークショップ(出所:エアロネクスト)

両社は2023年にも同村で、セイノーホールディングスなどと支援物資輸送の実証を実施している。今回は単発の飛行実験から一歩進め、災害時に実際に使用することを前提とした航路整備につなげる。残るルートの実証を進め、11月中に検証を完了する予定で、整備した航路は、平時と災害時の物資輸送への活用を検討する。

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