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コスモ、SS跡地をAI時代の地域データ拠点に

2026年11月2日 (月)

荷主コスモエネルギーホールディングスと群馬大学は10月30日、群馬県内のコスモエネルギーグループのサービスステーション(SS)跡地を活用し、エッジデータセンター(DC)の実証を開始すると発表した。11月から2027年9月まで実施する予定で、製造、物流、医療、インフラ点検などでの活用を見据え、地域分散型データインフラの事業化を検証する。同社によると、エネルギー企業の保有拠点を活用したエッジDCの実証は国内初。

実証では群馬県内の2拠点に、GPUサーバーや電源、冷却設備などを備えたエッジDCを設置し、インターネットから切り離した閉域網で接続する。群馬大学がフィジカルAIや医療データ処理などの研究に利用し、データ転送量の削減による経済性、通信遅延の低減、機密データを外部に出さず処理できるかなどを検証する。コスモエネルギーグループは設備の設置・運用や閉域網の構築、企業との調整を担う。

工場や医療・物流拠点などでは、AIの普及に伴い、映像やセンサー情報など大量のデータを活用する需要が高まっている。一方、都市部の大規模DCやクラウドで処理する場合、通信量や転送費用の増加、通信遅延、機密性などが課題となる。データが発生する現場の近くで処理することで、こうした課題の解消を図る。

コスモエネルギーグループは実証結果を踏まえ、群馬県内での取り組みをモデルに、SS跡地や運用中のSS、既存事業の遊休地などへの展開を検討する。既存拠点を活用して小規模なデータ処理拠点を分散配置し、地域で発生したデータを地域で処理する「データの地産地消」を進める。

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