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アジア発船腹量急増、遅延集中で最高水準

2026年11月2日 (月)

調査・データ海運市場調査会社シー・インテリジェンス(デンマーク)は10月29日、アジア発の主要東西航路で10、11月の投入船腹量が過去最高水準に達しているとの分析を公表した。例年は中国の国慶節連休後から第4四半期の需要減少に合わせて供給量が縮小する傾向にあるが、2026年は過去の季節パターンから大きく外れている。

アジア-北欧航路の週間平均投入船腹量は10、11月に35万TEUを上回り、アジア-地中海航路も26万TEUを超えた。太平洋航路でも供給量が増加しており、アジア-北米西岸航路は10月に39万3000TEU近くまで拡大。11月には週間平均40万TEUに達する見通しで、過去最高となる。

アジア-北米東岸航路も8月までは過去の水準と大きな差がなかったものの、10、11月はいずれも過去最高水準となった。

同社は、こうした供給増について、実需に対応した船腹増強ではなく、アジアの港湾混雑やスケジュールの乱れによる船舶の集中が主因と分析する。第3四半期に出港予定だった船舶の遅延が10、11月へずれ込み、投入船腹量を押し上げているという。紅海情勢を背景に年間を通じて船腹量は高水準だったが、足元では運航遅延による供給の偏りが一段と目立っている。

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