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日産、福島で使用済みEV電池の回収物流検討

2026年11月4日 (水)

産業・一般日産自動車は2日、福島日産自動車、ナプロアース、損害保険ジャパン、フォーアールエナジー、住友三井オートサービスの5社と、中古EVと車載電池を福島県内で循環させる連携協定を締結したと発表した。

6社は、状態を確認した4年落ち前後の中古EVを仕入れ、個人には保証付きリース、法人・自治体にはメンテナンスリースで提供する。9年目前後にリース満了や下取りで戻った車両は、電池と車体に仕分けし、再利用できる部品を回収するほか、残りを解体して資源化する。使用済み電池はフォーアールエナジーの浪江事業所で検査し、再製品化する計画だ。

▲協定式の様子(出所:福島日産自動車)

物流面ではナプロアースが車両と電池の引き渡し・物流を担い、使用を終えたEVから取り外した電池を浪江町の再製品化拠点へ戻す体制を検討する。再製品化した電池は地域で蓄電池や交換用電池として活用し、充電電力や再生可能エネルギーの利用も組み合わせる。中古EVの供給から回収、解体、電池の再製品化、地域での再利用までをつなぎ、車両と電池を福島県内で循環させる仕組みの構築を目指す。

協定は同日から5年間で、その後は1年ごとに自動更新する。6社は今後、各テーマについて調査・検討を進め、個別事業は別途契約して実施する。状態の良い中古EVが海外へ輸出され、国内で車載電池を回収しにくくなっていることを背景に、浪江町の再製品化拠点を核として車両と電池の引き渡し・物流体制の整備を検討し、EVと電池を地域内で使い切る循環型ビジネスモデルの確立を目指す。

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