財務・人事ENRISSION INDIA CAPITAL(京都市上京区)は4日、運営する「エンリッションSP26インド投資事業有限責任組合」を通じ、自律配送ロボットを開発する米オットノミーのプレシリーズAラウンドに出資したと発表した。医療・産業現場の人手不足に対応するロボティクス技術を評価し、同社の事業拡大を支援する。
オットノミーが提供する自律配送ロボット「Ottobot」(オットボット)は、屋内と屋外をまたいで連続走行できる点を特徴とする。映像認識、超音波センサー、エッジコンピューティングを組み合わせ、GPSが利用しにくい屋内でも周辺状況を認識しながら自律走行する。施設管理システムとの統合やエレベーター制御システムとのAPI連携にも対応し、複数階や複数エリアを無人で移動できる。
オットノミーは現在、医療施設を主要市場とし、米国の医療機関やグローバル企業への導入を進めている。医療現場では物品や患者の移動、事務作業などの非臨床業務が看護師の負担となっており、自律配送ロボットの活用によって業務を効率化し、臨床業務に充てる時間の確保につなげる。同社は2020年設立で、研究開発・製造拠点をインドに置く。
今後はヘルスケア分野を軸にグローバル市場への展開を進めるとともに、複数ロボットを統合管理するソフトウエア事業も計画する。ENRISSION INDIA CAPITALは、同社の技術が医療・産業分野の新たなインフラとなることを期待し、事業成長を支援する。
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