イヌイ倉庫とラサールの共同開発物流施設が完成

拠点・施設イヌイ倉庫とラサール不動産投資顧問は8日、共同で開発を進めていたマルチテナント型物流施設「ロジポートアイランドシティ博多」が4月25日に竣工したと発表した。

同施設は延床面積4万8900平方メートルで、博多地区では最大級のマルチテナント型物流施設。既に1月30日に100％の入居率を達成しており、賃貸契約先は、1階全区画が福岡ロジテム、2階全区画が味の素物流となっている。

1フロアの面積は2万500平方メートル（6200坪）で、1階は高床式両面バース仕様により、入出庫口を分けることで作業性と生産性の向上を両立。2階は大型車対応スロープで直接着車できる構造となっており、荷物を上下階に移動する必要がなく、効率的なオペレーションに配慮した。

2階は片側を高床式、もう一方を低床式とし、40フィーとコンテナ車から2トン車まで、大小の荷物の積込みに対応。1階梁下有効高さは6-7mを確保。2階高床式部は梁下有効高さ6m、低床式部は梁下有効高さ7mを確保している。

多様なニーズに対応するため、1区画850坪からの使用を可能とする区画設計としている。3月には、アイランドシティの幹線道路の拡幅や新設により、都心部や福岡空港と海の中道方面など東部地域の交通の利便性が向上し、渋滞の緩和が見込まれている。

■ロジポートアイランドシティ博多の概要
所在地：福岡市東区みなと香椎2-3番4号
敷地面積：4万3803.89平方メートル
延床面積：4万8864.16平方メートル
構造：鉄骨造地上2階建
用途：マルチテナント型物流倉庫
着工：2013年7月
竣工：2014年4月25日