TNT、英国で鉄道輸送シフトのテスト運行

調査・データTNTエクスプレスは18日、TNTエクスプレス・英国&アイルランドが英国・ウォリックシャー州のラグビー駅からロンドン中心部北部のユーストン駅までを鉄道で、その後ロンドンのビジネス街までを配送トラックで輸送するテスト運行を実施した、と発表した。

コラスレール社とネットワークレール社、ロンドン交通局を結ぶテスト運行は、小売業のステープルと、製造業のブリスタンの数トンの商品を特別に委託した鉄道で輸送し、今月4日夜から5日にかけてロンドンに配送した。

商品は、駅のホーム上で特別に仕分けされ、その後、無公害電気配送車でロンドン市内の数百の小売店とサプライヤーに配送された。

ロンドン交通局の貨物車両運行部長のイアン・ウェインライト氏は「この新たな試みは、最近人気が高まっている鉄道の旅客利用に併せて、主要都市で『この配送オプションを再度組み込むことができるか』という可能性を探る助けとなる。また、貨物の輸送手段をトラックから鉄道へ移行を促し、配送トラックが地方の道路を走行しなくなる一方で、現在最も無公害な配送車を使用することで二酸化炭素の排出量を削減することができる」と話した。