新東工業、米国でピーニング受託加工会社を買収

M&A新東工業（名古屋市中区）は20日、米国子会社のシントー・アメリカ社（SAI社、ミシガン州）を通じ、6月1日付けでテクニカルメタルフイニシング社を買収、同日からピーニング受託加工事業を開始したと発表した。

買収はSAI社が資産買取の受け皿となる会社を立ち上げ、テクニカルメタルフイニシング社の株主であるK2グループ社との間で資産買取のクロージング手続きを完了したもの。

同社グループは、北米でジェットエンジンやタービンエンジンなどの航空機部品、発電機部品などのピーニング受託加工事業を行うナショナルピーニング社を買収しており、今回の買収で北米2社目のピーニング受託加工会社を抱えることとなった。

これにより、同社は北米でグループの受託加工事業を補完・強化するとともに、これらの顧客が今後アジア市場へ展開する際の足掛かりにもなるとみている。