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住商、モンゴルにコマツ製建機2台を輸出

2015年6月15日 (月)

国際住商、モンゴルにコマツ製建機2台を輸出住友商事は12日、小松製作所と協力して同国大手鉱山コントラクターのヒシグ・アルビン・インダストリアル社向けに、コマツ製大型ショベル2台、5億円の輸出取引を成約したと発表した。

モンゴル子会社のトランスウエストモンゴリア(ウランバートル)を通じて契約したもので、ヒシグ社による鉱山機械の購入資金融資は、2013年6月に日本、モンゴル政府間で設定された同国向け輸出クレジットラインの下、国際協力銀行(JBIC)と三菱東京UFJ銀行との協調融資で実施される。

三菱東京UFJ銀行の融資部分は独立行政法人日本貿易保険(NEXI)による保険が付保される。

住友商事は、2010年にリオティント社が手掛けるオユ・トルゴイ銅金鉱山向けにコマツ製鉱山機械を多数納入しており、現在も子会社を通じて鉱山機械のプロダクトサポート事業を行っている。オユ・トルゴイ鉱山は、首都ウランバートルから550キロに位置する世界最大級の銅金甲山。

同国では外貨獲得のためにタバントルゴイなどで石炭、銅、金の鉱山開発が進められているが、同国の経済状況が悪く地場のコントラクターが融資を受けられず、鉱山機械の購入資金手当てが難しい状況となっていることから、住商では「今後もコマツと協力しながら、モンゴル向け輸出クレジットラインを活用するなど、コマツ製鉱山機械の拡販に注力していく」としている。