6月の造船統計、生産指数40.7％減少

調査・データ国土交通省が20日に公表した6月の造船統計（速報）によると、造船主要53工場の鋼船受注・建造実績は受注78隻（317万4000総トン）、起工30隻（141万3000総トン）、竣工23隻（73万4000総トン）となった。

竣工船価は685億円、生産指数は39.7（前年同月比40.2％減）で、このうち国内船の竣工実績は1隻（700総トン）、生産指数は11.3となった。内訳はセメント専用船1隻。

輸出船の竣工実績は合計22隻（73万4000総トン）、生産指数41.1となった。輸出船の内訳は貨物船が19隻で、うち一般貨物船2隻（パナマ、シンガポール向け）、ばら積み船9隻（パナマ、マーシャル諸島など向け）、鉱石兼ばら積み船8隻（パナマ、リベリアなど向け）。

油送船は3隻で、LPG船2隻（マーシャル諸島向け）、化学薬品船1隻（マーシャル諸島向け）となった。鋼船修繕実績は、124隻で工事金額は92億円。