JMU、18.2万トン型と6万トン型の貨物船引渡し

▲18.2万トン型バルクキャリア「ゴールデンフィンズベリー」

荷主ジャパンマリンユナイテッド（JMU、東京都港区）は11日、津事業所（三重県津市）で建造していたゴールデンフィンズベリー向け次世代18.2万トン型バルクキャリア「ゴールデンフィンズベリー」と、呉事業所（広島県呉市）で建造していたエービーワイファイブ向けFUTUREシリーズ60型バルクキャリア「エービーワイモニカ」をそれぞれ引き渡したと発表した。

ゴールデンフィンズベリーはフランスのダンケルク港の要求を満たす船型で、最新の省エネ技術を織り込み、同社が開発したGシリーズ18万2000トン型（G182BC）のバルクキャリア。低風圧型居住区の風圧抵抗や低摩擦塗料で摩擦抵抗を削減することで、GHG（温室効果ガス）を削減し、燃費を向上させている。

▲FUTURE60型「エービーワイモニカ」

エービーワイモニカはFUTUREシリーズの新船型「FUTURE60型」で従来船型を載貨重量6万トンへと大型化し、全長を8メートル伸ばした。電子制御式エンジンを装備し、IMO（国際海事機関）のNO×排出規制（2次）に対応しているほか、省エネ装置として船尾部に独自開発のスーパーストリームダクト、サーフバルブなどを装備し、従来と比べ10％の省エネを達成している。

■ゴールデンフィンズベリーの概要

■エービーワイモニカの概要