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運輸部門の温室効果ガス排出量、前年比9.5%減少

2015年11月26日 (木)

調査・データ環境省と国立環境研究所は26日、2014年度の国内の温室効果ガス排出量(速報値)をまとめ、発表した。14年度の温室効果ガスの総排出量は13億6500万トン(CO2換算)で、前年度から3%、05年度比で2.2%それぞれ減少したが、90年度比では7.5%増えた。

運輸部門の温室効果ガス排出量、前年比9.5%減少

(出所:環境省)

前年度の総排出量14億800万トンと比べ、省エネの進展で電力消費量が減少したほか、再生可能エネルギーの導入拡大・燃料転換など電力の排出原単位の改善に伴う電力由来のCO2排出量が減少したことで、エネルギー起源のCO2排出量が減り、3%(4300万トン)の減少につながった。

また、05年度の総排出量13億9600万トンと比べ、オゾン層破壊物質からの代替に伴い冷媒分野でハイドロフルオロカーボン類(HFCs)の排出量が増加した一方、産業部門や運輸部門でのエネルギー起源のCO2排出量が減少したことなどから、2.2%(3100万トン)減少した。

運輸部門からの排出量は前年度比で3.4%減少し、05年度比では9.4%の減少となった。