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三菱ふそう、ダイムラー北米商用車向け部品を供給

2015年12月15日 (火)

荷主三菱ふそう、ダイムラー北米商用車向け部品を供給三菱ふそうトラック・バスは15日、川崎工場から北米のダイムラー商用車ブランド「フレートライナー」向けアクスル部品を初めて供給すると発表した。12月26日に出荷を開始する。川崎工場の生産能力を活用し、年間6000セットを生産する。

川崎工場が生産するのは、アクスル部品の一部でファイナルドライブ部分を構成するギアセット(リングギアとピニオンギア)。この部品はダイムラーの独カッセル工場とブラジルのサンベルナルド工場、ダイムラーグループでエンジン・アクスル・トランスミッション製造メーカーの米デトロイト・ディーゼルの工場で製造されている。

三菱ふそうは、ダイムラー商用車部門の北米事業の好調による需要増に対応するため、川崎工場でもギアセットの機械加工を行い、北米の同工場でアクスルに組み立て、フレートライナーの工場で車両に組み付ける。

11日には川崎工場で初出荷を記念するセレモニーを実施。同社の元山義郎副社長兼生産本部長は「ギアセットの生産には高い機械加工・研磨技術が必要とされる。川崎工場でのものづくりが、ダイムラーグループで評価された結果だ。今後もメイド・イン・川崎の高品質な製品でグループに貢献していきたい」と語り、プロジェクトを支えた従業員とともに供給開始を祝った。