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三菱電機、伊デロンギ子会社を885億円で買収

2016年2月25日 (木)

M&A三菱電機は25日、伊デロンギインダストリアル社傘下のデルクリマ社の全株式を昨年12月から2月24日にかけて取得し、完全子会社化したと発表した。取得総額は6億7700万ユーロ(885億円)。

これにより、早期にデルクリマ社との相乗効果を生み出し、グローバル市場で業務用空調冷熱事業の強化を図る。

デルクリマ社は2009年12月29日に設立、暖房、換気、空調、冷房分野で業務用空調設備や工業用・情報通信技術用冷却設備の設計、製造、販売事業を展開している。

傘下にはチラー事業で欧州トップクラスのシェアと高いブランド力を持ち、省エネ・低騒音技術力、製品のカスタマイズや短納期などに対応する開発設計力と効率的な生産体制を備えるクリマベネタ社、サーバー室向け空調など特殊空調への対応力に強いRCグループ社などがある。