センコー、住宅物流で中国進出、積水ハウスの事業に対応

ロジスティクスセンコーは17日、中国で住宅物流事業を行うための現地法人を遼寧省瀋陽市に設立し、16日から営業を開始したと発表した。

同社の主要荷主である積水ハウスが瀋陽市と蘇州市で大型都市開発を進めていることから、ここで使用される住宅資材の物流業務全般をセンコーが受託することになったため、中国に進出するもの。

センコーは既に積水ハウスの物流業務をオーストラリアで受託しており、海外で受託するのは2か国目になる。

具体的には、センコーが全額出資して設立した「瀋陽扇拡物流有限公司」が積水ハウスの中国・瀋陽の工場でピッキングや出荷・検品作業などの工場内物流を行うほか、施工現場への輸送業務、資材の調達物流を行うなど、日本国内と同レベルの住宅物流サービスを提供する。

センコーではこれまで、大連に設立した現地法人が中国東北部で事業を行っていたが、今後は瀋陽地区で積水ハウス以外の企業にも物流サービスを提供し、東北部での事業拡大につなげる考え。