商船三井客船、被災地復興の取組みで優秀賞

認証・表彰商船三井は20日、同社グループ会社の商船三井客船が企画・実施した「飛んでクルーズ九州-九州一周-」が日本外航客船協会主催による「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2017」の優秀賞を受賞したと発表した。

この企画は、相次ぐ天災被害から復興途上の九州の「素晴らしさ」を伝えるため、クルーズ業界で初となる1航海で九州7県を全て回るクルーズとして、各関連団体の協力を得て企画されたもの。博多港を発着地とし、別府-宮崎-徳之島-鹿児島-三角-唐津を巡った。

▲（写真左から）JTB九州海外旅行部松田部長、九州観光推進機構渡邉専務理事、 九州運輸局海事振興部木内次長、商船三井客船営業グループグループリーダー中嶋氏

今回の受賞にあたっては、「九州はひとつ」をキーワードに、飛行機や列車といった他の交通手段とも組み合わせた多彩なコースや、九州各県の秋の味覚を船上で楽しめる食事などを用意したことが、テーマクルーズとして高い評価を得た。また、九州観光の推進役としてのクルーズの役割や魅力を広くアピールし、その普及に大きく貢献したことも評価につながった。

授賞式は19日に行われ、日本外航客船協会から商船三井客船に記念の盾が贈られた。