ラストワンマイル協組が東北進出、域間配送も準備

国内中小運送会社45社で組織するラストワンマイル協同組合（東京都府中市）は4月30日、宮城県で宅配事業に着手すると発表した。仙台市宮城野区に本社を構える丸山運送が加入した。

これに伴い、5月19日に加入希望事業者を募るための説明会を仙台市青葉区で開く。同月20日から大手家具・生活雑貨量販店などの荷物を中心とした宅配を展開し「軌道に乗れば」（ラストワンマイル協組）関東や中京・関西地域で集荷したEC通販宅配荷物の配達へと広げる計画。東北で集荷した荷物を関東や中京・関西で配達する準備も進める。

同協同組合は2018年10月、関東一都五県で宅配事業を開始し、20年10月に大阪デポを開設、同年12月に兵庫県へ拡大し、21年3月には尾張旭市に中京デポを開設、愛知県でも宅配業務を開始した。宮城県では、仙台市のデポを起点に5月から宅配業務を開始する。

今後は7月をめどに福岡県でも宅配事業を立ち上げる方針で、エリアを広げながら関東・中京・関西・東北・九州で集荷した荷物をほかのエリアで宅配する事業も視野に入れる。