ラストワンマイル協組、中京圏進出で組合員募集

ロジスティクス首都圏の中小運送会社37社で宅配サービスを提供するラストワンマイル協同組合（東京都府中市）は、東京・大阪に続く第3の事業エリアとして中京圏に進出するため、愛知・岐阜・三重の3県に事業所を持つ配送業者と大阪の事業者も対象とした組合員募集説明会を11月20日に名古屋市内で開催する。

同組合は、2018年4月の設立後、配送案件を荷主から直接受注する形で従来の下請けよりも高い配送収入を実現し、この仕組みに参画する配送事業者（組合員）が増加。これまでは、東京、千葉、神奈川、埼玉、栃木、茨城でサービスを提供していたが、20年10月から大阪に進出し、現在は関東圏で集荷した荷物を関東1都5県と大阪で宅配している。

荷主企業は30社ほどで、1日あたり5000個から8000個の荷物を取り扱っているが、荷主と荷物の数は右肩上がりで増加しており、12月からは、大阪で集荷し、関東圏で宅配する事業を開始する。

同社は、関東圏に続き大阪での事業を開始したことから、東京と大阪をつなぐ要となる「中京圏の事業拡大は必須」としており、既に複数の配送事業者から具体的な問い合わせを受けていることを明かしている。中京圏の事業は、早ければ12月からテスト運行を行うという。