4市町の自動運転サービス支援へ、国交省と内閣府

行政・団体国土交通省は24日、内閣府との連携により、自動運転サービスの実装に向けた計画の策定などを支援する「自動運転サービス導入支援事業」で、岩手県陸前高田市、岐阜県中津川市、和歌山県太地町、佐賀県嬉野市の4市町を支援対象として選定した。6月に募集を開始していたもの。

出所：国土交通省

このうち、岐阜県中津川市の「超高速交通網との接続にむけた自動運転ネットワークの導入と地域拠点整備による新たな人の流れ創出事業」では、人口減少と高齢化が進展する中山間地域の持続的発展に向け、自動運転技術を活用。人の移動だけでなく、農産品の出荷や生活品の配達などもおこなう、効率的な自動運転システムを構築する。

出所：国土交通省

和歌山県太地町の「自動運転やドローン等未来技術を活用した高齢者が幸せを感じるまちづくり事業」ではドローン技術を活用。漁具などの輸送により漁業従事者の負担を軽減するほか、飛び地の夏山地区へのドローン物流で、輸送における距離的・時間的障壁を解消する。岩手県陸前高田市と佐賀県嬉野市での事業は、主に高齢者や観光客の移動手段の確保に向けたもの。