世界の冷蔵倉庫市場、29年に45兆円規模と予測

調査・データ市場調査会社の米レポートオーシャンはこのほど、世界の冷蔵倉庫に関する2022年から29年までの市場規模の最新予測をまとめた。それによると、21年の世界市場1298億米ドル（17兆5337億円）から年12.5％以上の成長率を維持し、29年には3330億3000万米ドル（44兆9927億円）に上るという。

市場成長の要因は冷凍食品に対する消費者需要の高まり、冷蔵倉庫のインフラ整備に対する政府支援、EC（電子商取引）など強力な小売チャネルの開発などを挙げている。冷凍食品の世界的な需要の高まりが肉や魚介類など生鮮食品の冷蔵保存の需要を押し上げ、冷蔵倉庫の技術進歩も相まって、予測期間中も市場成長を促進する。一方、新興市場におけるインフラ支援と熟練者の不足が予測期間中の市場成長を阻害する可能性も示唆した。

予測期間中、アジア太平洋地域では都市化の進展と小売チャネルの拡大で売上高が増加。欧州では冷凍食品需要の増加、政府の政策や投資などが要因となり大幅に成長するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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