物流2024年問題直前会議、3日間の拡大開催決定

イベント「4月1日まであとわずか」「今からでも間に合う」などとあおられてきた物流2024年問題も、改正改善基準告示が眼前に迫る今となっては、施行日をゴールとした取り組みがどれだけナンセンスだったかが際立つばかり。4月1日を単なる通過点として、物流改革の長い道のりはまだまだ続き、ポスト24年問題のロードマップをどのように描けるかが問われている。

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ドライバーの働き方改革、賃金水準の向上に向けては、政府も規制的措置を導入した物流法の改正によって、より具体的な取り組みを促しているが、「正解」も「ゴール」も確信できない状況で、手探りのスタートとなる企業も多いはずだ。

▲昨年末イベント「物流2024年問題対策会議」の様子

LOGISTICS TODAY編集部では昨年末、官民の改革の当事者を招いた緊急セミナー「物流2024年問題対策会議」開催を通して、物流改革途上の課題を明示してきた。3月13日（水）、14日（木）、15日（金）の3日間のボリュームで開催する第2弾イベント「『物流2024年問題』直前対策会議」では、あらためて取り組みの進ちょく状況を確認しながら、施行前最後の問題提起を行い、今後さらに顕在化するであろう新たな課題や改革の動向について、その最先端で対応する各分野の専門家が官民の知見を集める場となる。

業界構造のあり方自体から変革することで、持続可能な物流への転換を主導する経済産業省は、物流改革の現在地をどう捉えているのか。物流の中でも特有の課題を抱える農産物流通について、農林水産省が見据える現状と未来像とは──。

また、今後の動向が注目される「求荷求車」「M&A」「効率化DXツール」など各分野の最新情報や、24年問題の最前線に立つ運送事業者が考える、物流の「これから」に向けて今こそ取り組むべきこととはなど、次代の物流に向けた貴重な提言が行われる3日間。

オンライン配信とリアル会場観覧を組み合わせたハイブリッド開催で、より多くの物流関係者の現在地、現状認識を最新バージョンに更新する機会としたい。なお、13日のリアル視聴会場は、物流施設管理をしている大和ライフネクストの赤坂プラスタにて開催となる。

登壇者（暫定、随時更新）

 DAY 1 　3/13（水）

大西智代氏（経済産業省商務・サービスグループ物流企画室室長補佐）
山本夢人氏（スピカコンサルティング取締役）
菱木博一氏（菱木運送代表取締役社長）
吉岡泰一郎氏（トラボックス代表取締役会長）
高嶋民仁氏（エコランド代表取締役社長・ロジ勤怠システム代表取締役）
天野祐一氏（金羊社ロジテム代表取締役社長）

 DAY 2 　3/14（木）

松岡弘晃氏（フジトランスポート代表取締役）
高橋健太氏（プロロジスバイスプレジデント開発部長）
梅村幸生氏（NEXT Logistics Japan代表取締役社長CEO）
坂田優氏（Hacobu取締役COO）
仲澤純氏（国土交通省物流・自動車局貨物流通事業課貨物流通経営戦略室長）

 DAY 3 　3/15（金）

青木貴弘氏（農林水産省大臣官房新事業・食品産業部食品流通課企画調査班企画係長）
朴貴頌氏（Azoop代表取締役社長/CEO）
西村正也氏（古野電気システム機器事業部（事業企画部）主査）
皆川拓也氏（トラボックス代表取締役社長）

※登壇者は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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